• 文字の大きさ
  • 普通
  • 拡大
  • サイトマップ
  • お問い合わせ
グローバルナビ表示切り替えボタン

臨床工学科

当院の臨床工学科の紹介です。

Medical engineer

はじめに

臨床工学技士とは、病院内で使用されている人工呼吸器などの生命維持管理装置を中心とする治療に用いられる医療機器に関し保守点検・操作・貸出・返却及び修理対応など、中央管理を行うことで安全かつ効率よく機器の運用をおこなっています。当院の臨床工学科は「器械の向こうに患者さんを感じ心の通う温かい医療の実践」を基本理念とし生命維持管理装置の操作、および保守点検や医療器械の安全使用の啓発を通して事故の防止に努めています。
当院では臨床工学技士9名で各種の業務を行っています。

業務内容

人工呼吸器などの医療器械は医療機器管理センターで中央管理しており使用前点検、使用中点検、消耗部品の交換や院内各部署で使用されている医療器械の保守・管理も行っています。循環器科でのペースメーカーの植え込みとその後の点検業務、カテーテル検査業務、血液透析や持続血液透析濾過などをはじめとする血液浄化業務、手術室業務などもおこなっており当院での臨床工学技士の業務は多岐にわたります。

医療機器の専門家として、質の高い医療を提供するために、日々新しくなる医療機器・技術に対応できるよう研修会や勉強会などにも積極的に参加するとともに、院内教育などの学習会や地域の人へ向けた医療機器のワンポイントレッスンなども定期的に行っています。

医療器械の点検業務

院内で使用される医療機器が安全に使用できるよう医療機器管理センターでME機器管理ソフトを使い、貸し出しや返却が出来るようにしています。故障している機器は院内で修理し、修理不能な機器はメーカーに預けてスムーズに復帰できるように依頼しています。

ペースメーカー業務

ペースメーカーの植込み手術に立会い、植込み前後の設定やペースメーカー外来にて植込み後ペースメーカーが正常に作動しているか、バッテリーの残量はどれくらいかなどをチェックします。ペースメーカーを埋め込んでいる患者様に電気メスなどの医療機器を使用する場合にも医師と連携をとり使用前後で動作チェックを行います。必要時には設定変更なども行っています。

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル検査は、手首や足の付け根より細いカテーテルを心臓に運び、X線装置を使用し造影剤にて心臓の血管の撮影を行います。臨床工学技士は、患者様の状態をモニタリングする装置や治療に必要な画像診断装置などを使用し治療のサポートを行っています。

血液浄化センターでの業務

人工透析は患者血液を体外循環し、血中の不要物質を除去して体液の調整を行う治療をいいます。臨床工学技士の業務は、臨床での業務のほかに透析関連機器を定期的に点検し、故障やトラブルなどがないかなどのチェックし安全な医療を提供する役割も果たしています。

医療機器の学習会

医療機器による事故を未然に防ぐ目的で学習会を定期的に行っています。院内のスタッフ向けの輸液ポンプの使い方や人工呼吸器の使用方法の説明や地域の住民を対象にしたAEDの説明など内容は多岐にわたって行っています。

職員スタッフから一言

総合病院なので様々な診療科の医師や看護師などのスタッフとの関わりの中で多くのことを学ぶことができます。医療の現場なので日々緊張感のある職場ですが、スタッフの人達はみんな明るく楽しい職場です。責任のある仕事なので大変ですがですが、それ以上にやりがいも感じることができ毎日充実して過ごすことができています。